Achievement
Salesforce変更履歴記録・退避
Salesforceで行った変更履歴を項目単位で全て記録できるどのようなシステム監査レベルにも対応可能
Salesforceの項目履歴管理機能では不十分
Salesforce上では最新の情報の閲覧が原則となっています。Salesforce標準の「項目履歴管理」機能では、1オブジェクト20項目しか変更履歴を残すことができません。Salesforceのアドオンの「項目監査履歴」(Field Audit Trail)を契約したとしても1オブジェクト60項目が上限です。また、保持期間は18カ月限界です。Salesforceには「イベントモニタリング」というログもありますが、アクセス履歴を追跡するためのログであり変更内容までを追うことができません。
この制約下では、企業ごとに定められるIT統制ガイドラインのレベルに達しない場合があります。
コーポレートガバナンスを強化できる
このソリューションを利用すると、以下のことができるようになります
- 各レコードの項目値がどのように変更されたかの履歴を過去に遡って調べること
- データの変更履歴を監査証跡として提示し、更新処理が正確で改ざんなどの不正がないことを証明すること
- 変更履歴を保管する仕組みを予めユーザに周知することで、不正行為(コミッションに関係する金額の改ざんなど)の抑止効果が期待できること
- IT統制ガイドラインで求められる履歴データの保持要件に適合できること
取得対象のオブジェクトと項目を指定できる
変更履歴を記録したいオブジェクトと項目はあらかじめ指定すことが可能です。
改ざんされても問題のないオブジェクトや、フィードなど頻繁に更新が発生するオブジェクトなど、変更履歴をとる必要がない場合除外することができ、ディスクを節約できます。
対象外ユーザーも指定できる
全てのユーザーの変更履歴を取得することが原則ですが、バッチ処理やシステム管理者で利用している一部ユーザーを記録対象から除外することも可能です。
Salesforce→AWSデータ同期と組み合わせるとさらに強化
Salesforceは1レコードあたり2KBの容量を使用し、変更履歴といえどSalesforce上に保持したままではストレージを利用するため、古い履歴を定期的に削除したり、追加でディスクを購入するなどの対応が必要となります。「Salesforce→AWSデータ同期」ソリューションと組み合わせることで、AWSに変更履歴を退避し、Salesforceのディスク消費を抑えることができます。
また、AWSの方がディスク利用料が安価であるため、保持期間も半永久的に保持することができます。