Achievement
Salesforce → AWSデータ同期
SalesforceのレプリカデータベースをAWSに構築
バックアップや別システムで利用する
AWS上にSalesforceのレプリカを構築できる
AWS上にSalesforceのレプリカデータベースを構築することができます。
Salesforceの変更を数分間隔で検知し、追加、更新、削除といったどのような変更であってもAWS上のレプリカデータベースに反映できます。
世代管理したバックアップの取得に利用できる
Salesforceではリアルタイムで冗長化されているためデータが失われることはありませんが、常に最新情報で上書きされるため当時の状態を残しておくことはできません。
AWSにデータを同期しレプリカを作成しておけば、AWS上のRDSのスナップショットをとることで当時の状態を残しておくことができます。
他システムでの利用が容易になる
AWS上のレプリカデータベースはPostgreSQLやMySQLなど汎用的なデータベースで構築可能です。そのため、各種BIツールやサービスとの接続が容易で、他システムからの利用も簡単になります。
独立性を保て、疎結合としてシステム構築できる
SalesforceとAWS上のレプリカデータベースは別のサービスにそれぞれ構築されるため疎結合となります。仮にSalesforceで障害が起きたとしても、AWS上のデータベースやその他システムは影響を受けませんので、Salesforceに障害が起きる直前のデータを利用しシステムを継続稼働できます。
双方向の同期も実現可能
このソリューションでは、Salesforce→AWSへの片方向の同期ですが、Salesforceの標準APIを使用しAWSからSalesforceへのデータ更新を行うことで、Salesforceの変更が改めて同期されるため、双方向の同期も実現できます。
ランニングコストが安い
この仕組みはSalesforceの標準APIと、AWSのAppFlowを中心とした各種サービスを組み合わせて実現しています。SalesforceのライセンスとAWSの環境があれば、比較的安価にシステム構築が可能で、かつ環境の維持も安価となっています。
類似サービスとしてHeroku-Connect等がありますが、ランニングコストは低く抑えることができます。
導入いただいた実例
オンプレミスの情報をSalesforceに集約あるお客様は、Salesforceを従来からCRM/SFAとして利用し、契約管理や請求はオンプレミスの複数システムで管理していました。しかしその結果、最新情報の所在が不明確、全請求を合算することが困難といった課題が発生していました。
こういった課題を解決するため、AWSをデータ連携の中継地および変換基盤として活用し、オンプレミスの情報をSalesforceに集約する仕組みを構築しました。
構築にあたっては、AWS上にSalesforceのレプリカを作成する仕組みの導入により、短期間で実現できました。さらに、レプリカをAWS側に持つことで、SalesforceのAPIコール制限やストレージ制限といった制約に縛られず、データ分析や他システムとの連携といった拡張性にも優れた柔軟な基盤となっています。
周辺システムのご提案もできます
当社ではレプリカデータベースの構築だけではなく、Salesforceへのデータの取り込みや、レプリカデータを利用した周辺システムの構築もご提案できます。